先月、日高小学校に福祉体験講習に行ってきました。
まずは、福祉施設職員のお仕事の内容についてや
利用されている方たちの状況、
そして、どんな事に気を付けて身近なお年寄りの方に接したら良いか?
などを説明させていただきました。
次に、実際利用者さんがどのような状態で過ごされているか
日常ではどんな事に困っているか、どんな手助けが必要かなどを
疑似体験セットを使い、体験して頂きました。
体験を通すと、声の掛け方や話すテンポ、
なぜ、低い声でゆっくり話すのか?
また、片側に麻痺が残った方が杖をついての生活のうえで、
ほんの少しの段差や扉の開閉が
どれだけ身体に負担がかかっているか?などが実感できたようでした。
最後に身近な高齢者の方々に、今の私達の便利な暮らしの
基礎を作ってもらい、たくさんの生活の知恵をもらい
それが私たちの一生の宝物になるから、いつも感謝の気持ちを持って
高齢者の方に接してほしいとお伝えして福祉体験講習を終えました。
今治なごみ苑の入所者さんから預かった、
敬老の日に日高小学校の皆さんからのお手紙のお返事も
色紙を切った葉っぱに書き込んで
貼り絵にしてお渡ししました。
2人1組で付き添う側の子供たちの声掛けが
丁寧に優しく気遣う言葉に自然と変わり、
状況を先回りして知らせてあげたり
相手の立場に立ち、周囲を見渡すよう心懸けてくれたりと
子供たちの素直な変化に、私たちも楽しく講習を終える事が出来ました。
日高小学校の皆さん、ありがとうございました。